マレー南端の貿易国家シンガポール

海外放浪始まりの国

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フィリピン・セブ島から直行便でおよそ4時間。チャンギ国際空港に着く。

シンガポールの顔ともいうべきその空港はもはや空港というより巨大複合施設といった感じだ。東京の恵比寿あたりのビルの中にでもいる感じになっていた。

レストランやカフェの充実ぶりはいうまでもなく、ホテルもあり、食料、日用品を買えるスーパーまで併設されており、市街へは地下鉄でアクセスできる。その賑やかさはこの国の勢いみたいなものを感じる。

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シンガポールの地下鉄は路線図を見ても実にシンプルで判りやすい。普通に切符を買って乗っても良いのだが、ez-linkカードを購入しておけば割安で地下鉄を利用できるし、バスにも使える。これはプリペイド式なのでカード残金が不足してきたら地下鉄駅構内のチケットオフィス(日本でいう「みどりの窓口」)でチャージできる。そしてセブンイレブンでも使えるという非常に便利なカードである。日本のSuicaカードみたいなものだ。

地下鉄といっても地上を走ったりもする。その窓から見える街並みを見て「セブ島とは違うな」と感じた。

街が整然としており、道路の混雑も見られない。川がゴミだらけでもない。生活のレベルが違うのだ。

ラベンダー駅で下車。目指すゲストハウスはここから歩いたところにある。

地上に出てシンガポールの街を歩く。道路が広い。車が密集していない。クラクションをほとんど聞かない。ジプニーもトライシクルも走ってない。ATMが街中にあって警官いなくても普通に稼働している。排水から異臭がしない。売店が鉄格子でガードされてない。

ざっと見ただけでも1ヶ月いたセブ島とだいぶ違うのを感じる。

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ラベンダーストリートを歩いて行くと目指すゲストハウスの印が見えてきた。どんなゲストハウスだろう?

ドアを開け階段を登っていくとテラスのような空間の共有スペース。開放的でいいじゃないか。そのすぐ横に受付カウンターがあった。受付を済まして部屋と宿の説明を受けると貴重品ロッカーのキーを受け取る。

もう夕方なので早速自分のスペースに荷物を置いてご飯を食べにいこう。

スタッフに近くにホーカーズがないか聞いてみると歩いてすぐのとこにあるそうだ。ちなみにホーカーズというのはフードコートのことである。元々屋台が多かったのだが衛生面の改善のために1つの場所に屋台を集めさせて運営するようにしたのだそうな。シンガポールの街にはそのようなホーカーズがいたるところにある。

ホーカーズでは色々料理があったが、中華料理で自由にトッピングできるのがあったので、そこで食べることにした。味はなかなか美味い!!

これにシンガポールのビールで最初の夜をささやかながら祝った。

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